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re・discover ~ 阿留辺幾夜宇和の宇宙 





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「明恵上人」を久しぶりに読み返したのは
ここ、
高山寺を訪ねることに決めたから

『僧は僧のあるべきやう
 俗は俗のあるべきやう
 乃至帝王は帝王のあるべきやう
 臣下は臣下のあるべきやう
 此のあるべきやうを背く故に
 一切悪しきなり』
しごく平明な言葉ですが、
人間にはこの当たり前のことが一番守りにくい。
それというのも、
自分が見えないからで
現代語では、自己発見とでも言うのでしょうか
それぞれの天性を知り
その天性に忠実にあるべきだ
それが生きることであると、
私は間違っているかも知れませんが
この詞をそんな風に解しています。

という白洲正子さんのエッセイの一節

印象だけが深く記憶に残り
細部が曖昧になっていた
明恵上人をめぐる白洲正子さんの語り

ひと通りの読み返しがすんでから
栂尾まで上ることができたのは
なんとも感慨深いものがありました

明恵上人の手による"あるべきやうわ"は、
もうほとんどかすれてしまって
判読は困難でしたが・・・



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樹上座禅像のレプリカ



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神護寺の紅葉


そしてこの秋のちいさな旅の締めくくりは
北野天満宮前の粟餅所澤屋さんにて
(くいしんぼうらしく)


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当初イメージしていた倍の密度の
3日間の旅でした

友人は、
旅は目を見開いていると、受けとるものも多い
どんなときも世界は開かれている

と、旅の前に声を掛けてくれたのですが
その言葉を体験できたように嬉しく思います

人生そのものが旅でもありますが
その中に入れ子のように
宝物のような旅の記憶をつないでいきたいものです


autumn 2018 end♪




by raisinsand | 2018-11-29 20:01 | Comments(0)