rediscover the azuki bean

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肌寒い雨降りの日、小豆を煮ました。

餡ってこんなに美味しいのだな、と感激した時の記憶を辿って。

先月のこと、久しぶりに京都を訪ねました。

そして目的地への道すがら、

お昼の腹ごしらえに少々足を延ばして、

桂離宮のすぐそばにある老舗の和菓子屋さんに立ち寄りました。

にゅうめんではんなりと空腹を癒し、

お目当ての麦代餅(むぎてもち)を焙じ茶と共に味わいました。

おくどさんで炊いたという餡は、

小豆本来の渋みをほのかに含んで滋味深く、

お豆さんひと粒ひと粒の存在感をも味わえる食べ心地でした。

餡を包みこむ真っ白できめ細やかな餅は、

コシが強くしっかりしていて、大変な満足感。

麦代餅ひとつで、

小豆の力はここまで引き出せるし、こんなに美味しいよ、

と教えられたようで、幸せなひとときでした。

中村軒は、昔からの製法を真摯に守っていらっしゃるそうですが、

私も、小豆をもっと信じ、おいしくなあれと想いを込めて鍋に向かうことにしました。



by raisinsand | 2018-04-11 11:22 | Comments(0)