sprout and fish

c0038561_11570150.jpg

このごろ風向きが変わりました。東風です。
まだ肌にしみる冷たさですが、
これまで吹いていた西風と違って緩やかで、
優しい感じがします。
冬のフェードアウト&春のフェードインを、
この風が殊更感じさせてくれるようです。

冬枯れの庭にも春がひょっこりやってきていました。
いくつものふきのとう。
まとめて採れたので、まずは天ぷらにしていただきました。
さくっと揚がったふきのとうの天ぷらばかりを、
おいしいお塩でいただく幸せ。

先日は、鯛のふきのとう煮を作りました。
その日は父の誕生日で、
すこし気合いを入れて買い物に行き、
天然真鯛を三枚おろしにしてもらってきました。
鯛の切り身と粗く刻んだふきのとうを、
酒・みりん・醤油と塩少々を水で割った煮汁で炊きます。
参考にしたレシピには、
鯛2切れに対しふきのとうを8個から10個使うとあり、
かなりふきのとうが効いた煮魚になりそうだと思いましたが、
仕上がり際に煮汁を味見して、
春の苦みが溶け込んだ深い味わいに、うっとりとしてしまいました。
鯛のふきのとう煮は好評で、
ささやかな乾杯のために開栓した頂きもののスパークリングワインとも、
よく合いました。

新鮮な鯛だったので、翌日拵えたあら汁も美味しかったです。

それにしても、ふきのとうは本当に愛らしいと感心してしまいます。
愛らしいと言いながらまな板にのせて食べてしまうのですから、
やはり世界は単純ではないな、と思うのですが。




Commented by uminoshizuku1710 at 2018-02-24 08:59
ふきのとうが、とても美しく、力強く感じます。
それに季節を感じさせてくれる香り。
何より、採れたての美味しさ!
やはり、世界は単純ではないですね。笑
Commented by raisinsand at 2018-02-25 21:20
ありがとうございます。
この頃じわりと季節の変化を風と土に感じるようになりました。
地表に現れた春の兆しが、ふわりと上昇して風に運ばれていくのを、
小さな庭や、やってくる鳥たちや、どこにでもある公園の様子からもうかがえます。
雪柳の若葉や蕾を見かけて、桜を意識するようにもなりました。
季節の変わり目、お変わりありませんか。
どうぞ風邪など召されませぬように。
by raisinsand | 2018-02-22 14:44 | Comments(2)