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「明恵上人」を久しぶりに読み返したのは
ここ、
高山寺を訪ねることに決めたから

『僧は僧のあるべきやう
 俗は俗のあるべきやう
 乃至帝王は帝王のあるべきやう
 臣下は臣下のあるべきやう
 此のあるべきやうを背く故に
 一切悪しきなり』
しごく平明な言葉ですが、
人間にはこの当たり前のことが一番守りにくい。
それというのも、
自分が見えないからで
現代語では、自己発見とでも言うのでしょうか
それぞれの天性を知り
その天性に忠実にあるべきだ
それが生きることであると、
私は間違っているかも知れませんが
この詞をそんな風に解しています。

という白洲正子さんのエッセイの一節

印象だけが深く記憶に残り
細部が曖昧になっていた
明恵上人をめぐる白洲正子さんの語り

ひと通りの読み返しがすんでから
栂尾まで上ることができたのは
なんとも感慨深いものがありました

明恵上人の手による"あるべきやうわ"は、
もうほとんどかすれてしまって
判読は困難でしたが・・・



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樹上座禅像のレプリカ



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神護寺の紅葉


そしてこの秋のちいさな旅の締めくくりは
北野天満宮前の粟餅所澤屋さんにて
(くいしんぼうらしく)


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当初イメージしていた倍の密度の
3日間の旅でした

友人は、
旅は目を見開いていると、受けとるものも多い
どんなときも世界は開かれている

と、旅の前に声を掛けてくれたのですが
その言葉を体験できたように嬉しく思います

人生そのものが旅でもありますが
その中に入れ子のように
宝物のような旅の記憶をつないでいきたいものです


autumn 2018 end♪




# by raisinsand | 2018-11-29 20:01 | Comments(0)




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わたしにとっての奈良のおへそ、でしょうか

くるみの木


ここにくると
奈良の初心を思い出します
気持ちが新鮮に、生き生きと蘇る気がします...笑


そうして未知の寺院や遺跡をたずねて廻ると、
とてもいいような気がしています



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それから
今回の旅程にあらかじめ入れていなかったキトラ古墳。
ギャラリー夢雲からの思わぬドライブで
訪ねることが叶いました


石室の壁画にとても心惹かれるものがあります
天井の天文図、そして
東西南北の四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)。

今年きっかけを掴めた気がするので
ぜひ次は壁画の特別公開の機をうかがいたいと
思います

ドライブしてくださった方のおすすめに従って
キトラ古墳壁画体験館も満喫し、
資料もいろいろといただいてきました
本当に感謝です


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autumn 2018 vol.3










# by raisinsand | 2018-11-28 20:46 | Comments(0)





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2度目の夢雲さんを、心待ちにしていました

ギャラリー夢雲は
室生口大野、という
室生寺へと向かう人たちが多く下車する駅から
お寺さんと反対方面に、
ゆるやかに山道を登っていったところにあります

歩いて行く人など稀でしょうけれど
途中紅葉やお花のために立ち止ったり
すすきの揺れるのを写真に撮ったりしながら
ゆっくり歩いて小一時間

すばらしい古民家が待ち構えてくれているのです



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訪ねた日は『森岡成好と仲間達展』最終日でした

夢雲さんの展示空間は
私にとって特別です

モダンで綺麗なギャラリーでモノと出会うのとは
明らかに違う感覚を呼びさまされます。
なんと説明すればよいのでしょうね...



この日は、メリメロさんという
ガレットとクレープのお店もいらしていました

ベジタリアン・ガレットは
地元の新鮮野菜と
フムスやジェノバペースト、
里芋とお豆のココナツクリーム煮や
甘酒も使って照焼きにしたお揚げさんなど、
目を見張るようなバラエティに富んだトッピング。
こんな美味しいガレットは初めてだなぁと思いました

外の大きな木のテーブルでお昼をいただきました



家も、人も、作品も、自然体
大らか、にこにこ、美しい



なにが大切かという
原点をみつけられる希有な場所のひとつ
です






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夢雲さんからの帰り際、
車でいらしているお客さんが車で駅まで送りますよと言うので、
ありがたく車に乗り込み、
山を下りながらあれこれと会話が進んでいったのですが、
なんとそのまま、キトラ古墳まで送っていただくことに。

キトラ古墳は、
また別の奈良を訪ねる機会をつくって
ぜひとも行きたいと思っていた場所です
ハンドルを握ってドライブしてくださったお客さんは
キトラ古墳にお勤めだったのです

電車だと大きく廻り道しなければならないところを
車なら、ひと山越えで済んでしまうことを知りました

それにしても。
キトラ古墳に到着したときはまさに、
奇跡!感謝!ありがとう!!!でした





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autumn 2018 vol.2






# by raisinsand | 2018-11-26 20:47 | Comments(0)




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歴史、自然、人

なにがそんなに私を惹きつけるのだろうと
思ってきましたが

風、空、、、そして漂う気配と、
そんなところにあるなぁと、
この秋旅して感じました。

薬師寺。
瑠璃宮という名もあるそうです。

シルクロードを遥々旅してきた風は、
ここで天に還るのでしょうか



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autumn 2018 vol.1




# by raisinsand | 2018-11-24 20:11 | Comments(0)




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プラーナ

氣 ということばのついたprana chaiを
買ってみました

夏の間、ブラックティで飲むことが多かった紅茶も
そろそろ
体を芯からあたためるために
じっくり煮だしてチャイにしたくなります。


栄養素とか含有量というより
飲むもの、食べるものは
氣、すなわち見えない側面のほうが
よほど大事と思っています

どんな場所で育ったか、
どんなふうに扱われたか、、、

そういう履歴が
目に見えないかたちで"それ"をつくりあげ
それを受けとる行為が
飲んだり食べたりではと。



prana を冠したチャイは
スパイスのパンチが効いていて
どこか日本とかけ離れた味わい。

からだの中で感じます
一瞬ワープ。
しらない国を旅するような気分を



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# by raisinsand | 2018-11-11 09:59 | Comments(0)





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今日は季節外れのあたたかさ

おひさま相手の一日でした

こういう日は
お洗濯し終わった時点で
すでに満足してしまいます

ひだまりみたいな寝床が待っていると思うと
たまらなくうれしい

あとはゆっくり時間に委ねられる...




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# by raisinsand | 2018-11-10 17:46 | Comments(0)







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毎年この季節、
あきる野の真木テキスタイルスタジオにて
すてきな展示会が催されます




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私の場合
個人的なことなのですが
ここを訪れるたび
色褪せかけていた自分に
あたらしい色が与えられるような気がします

陽に晒されれば
褪せていくのが自然というものですから
色をあらたに吸収するために

(私というのを持続してゆくために)

出会いを求めたり
旅をしたりするのかもしれませんね




# by raisinsand | 2018-11-04 19:30 | Comments(0)





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陰陽五行説でいうと
この時季
ソイル to メタル というところ
でしょうか

地下へと向かうエネルギー
凝集してゆきながら


新しいことより
旧来のものを深めたくなるような
気分になります

そんなこの頃
やはり不思議と読みたくなるのが
かくれ里や十一面観音巡礼など
白洲正子さんの手によるもの
明恵上人は
わけもあって読み始めましたが
その筆致
もののあはれな古の
すでに伝説とも化している人物を通じて
私は朝の通勤電車で
魂を静かに揺さぶられながら
今を生きていることに
しばし想いを馳せるのです



さて
このところの一層の冷気に
秋の食欲も全開です
昨夜も母の田舎から送られてきた新米を
つい食べ過ぎてしまいました

今朝は
秋の果のサラダと
林檎のコンポート&クリームチーズが入ったパン
です



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# by raisinsand | 2018-11-02 08:33 | Comments(0)