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the Pleiades

森の奥で 生まれた風が
原っぱに ひとり立つ楡の木
ふわり かすめ やって来た
あれは風のとおり道

森の奥で 生まれた風が
見えない手 さしのべて 麦の穂
ふわり かすめ あなたの髪を
ゆらして 通り過ぎてく

はるかな地 旅ゆく風 道しるべ
ひとり行く あなたに贈る 髪の飾り

森の奥で 生まれた風が
原っぱに ひとり立つ 楡の木
ふわり かすめ 消えていく
あれは風のとおり道

はるかな地 旅行く風 道しるべ
ひとり行く あなたに贈る 髪の飾り

森の奥で 生まれた風が
見えない手 さしのべて 麦の穂
ふわり かすめ あなたの髪を
ゆらして 通り過ぎてく

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職場の近所のビルでは、たぶん金曜日ごとだと思うのですが、お昼じかんにロビーでコンサートが開かれています。
この界隈も今日が最後の日だなぁと思いながら、昼休み立ち寄ってみたら、
ふたりの女性声楽家が、私のとても好きな歌を唄っているところに行き逢いました。
この歌に出逢えたのは、今日のとびきりのギフトでした。

送別会で久しぶりに遅くなった帰り道、
夜空には十三夜の月が高く昇っていました。
月明かりの中でも、西の方に傾いたはくちょう座がその存在感を大いに示していました。
その存在感に促されるようにして振り向くと、
プレアデスがずいぶんと高いところまで昇りかけていました。

あぁ。
夏はもう過ぎた。終わったのだ。
秋なのだ。変わったのだ。

不思議なやり方で説得されたような一日でした。

(旧 葉月十三日壬辰)
by raisinsand | 2012-09-29 00:02 | Comments(2)

round round

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このところの陽気はすっかり秋です。
まだ気持ちの方が半分、追いついていないように感じられます。

夜、まだ夏のパジャマで寝ていたせいか、涼しさに目覚めてしまったり、
薄いブランケットでは足りないと感じたり。

朝、7分袖のシャツを着て十分と思い家を出たものの、
仕事の後、すっかり日の暮れきった道を引き返す途中、
不意に風が冷たいように感じて微かに身震いしてしまったり。

そういえば、、、衣食住の衣と住が、まだ季節に追いついていないようです。

それに引き替え、食の方は秋にぴたりと寄り添っているかもしれません・笑。

旬を迎えたあれこれを食べたいな、と思ってみたり、
そもそも食欲が旺盛になっています。

食べる楽しみに比例して、お茶の愉しみも膨らんできています。

なみなみとカップに注いだ熱い紅茶に、
夏の間忘れてしまっていたような、こっくりと濃厚な味わいの焼き菓子を添えて。

大ぶりのお茶碗のほうじ茶、或いはゆっくり丁寧に淹れたお煎茶には、
餡がぎっしり詰まったおまんじゅうや、おはぎにお団子、、、

お茶に寄り添うお菓子の存在感も、この季節ぐんと増してきます・笑。

お菓子はむかし、果子、すなわち木の実や果実のことだったそうです。
素材、ですね。
私もいつの頃からか、より素材を感じることのできる和菓子が好きになりました。

最近では、シンプルなおまんじゅうや最中など、
粉の風味や豆の滋味が上質な甘みで調和されているお菓子を少しだけ、
ゆっくりじっくり味わうのが幸せだと思うようになりました。

もうすぐ中秋の名月ですね。
すぐにお月見団子やまあるいおまんじゅう、、、なんて想像を巡らすのもいいけれど、
衣と住の秋支度のことも、忘れないようにします!笑

(旧 葉月十二日辛卯)
by raisinsand | 2012-09-27 20:56 | Comments(0)

favorite one

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春、芽吹いてからというもの
毎日毎日陽を浴び風に吹かれ
嵐に叩かれもし、
虫に齧られたかもしれない葉っぱたち。

それぞれ想い想いに色づいて、
地に帰る準備を始めてる。

街中にあって車の通らない道をみつけるのが少しばかり得意だから、
朝のこの時間、蟲が囁き葉っぱたちがカサコソ言ってる中を、職場目指して歩く。

一日ひとひら、これが好き、っていう葉っぱをみつけるのが愉しみだったりして。

(旧 葉月十一日庚寅)
by raisinsand | 2012-09-26 08:39 | Comments(0)

warm you

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朝から降りしきる雨。

部屋の中が、鈍いような眠いような光に満たされてます。

半袖でいたら涼しすぎるくらいになって、お茶を淹れることにしました。

ジンジャースライス、フェンネルシード、
そして指で殻を割いたカルダモンシードを浮かべて煮立てた湯で淹れた紅茶。
木の実入りの焼き菓子を添えて。


掌にのるくらいの小さなノートを持ち歩いています。
それは所謂なんでも帳なのですが、
ふと、好きなもの・コトを書いてみようと思って書き連ねてみたページがあります。

たまに思い出すと、そのページを開きます。
元気をくれたり、沈静させてくれたり。
これも言の葉の力、なんでしょうね。


・お茶
・澄んだ空と雲
・木陰
・小鳥のさえずり
・蟲のこえ
・瑞々しい果物や野菜
・笑顔
・美しい手仕事
・ヨーガ
・海のきらめき
・星のまたたき
・散歩
・田園の風景
・マゼンタの夕空
・夕凪ということばの響き
・食卓を囲む賑やかなムード
・瞳の奥

(旧 葉月八日丁亥)
by raisinsand | 2012-09-23 11:34 | Comments(0)

Yanah

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「ヤナの森の生活」(ヤナ著)より

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私が大切にしていることは、
頭の中のセオリーの世界から出て、
実際に経験するということ。
セオリーではなく、
経験から叡智を確信することです。

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自分の深みにある思いを大切にしていくことから、
その人らしさが生まれてきます。

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人生とは私たちの思いが最初にあって、
それが目に見える形として表れることで、
はじめて体験することができます。
本来はすべての人間に、
想像を現実にする力が与えられています。
私たち一人一人がマジカルな存在なのです。
そのために生まれてきたのです。
いま、ここに、こうして生きていられるということは、
いつも、必要なものはすべて与えられているということです。

心配するのをやめて、
どんな世界にくらしたいのかを、想像してください。
イメージしたものを創造してください。

---end
by raisinsand | 2012-09-20 21:19 | Comments(0)

old movies

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この前のシネマ倶楽部、道子さんが選んだのは「夕なぎ」だった。

1972年制作で、イブ・モンタンやロミー・シュナイダーが出ている、ジャンルでいえばラブロマンス。

フィルムで撮っているから、なのだろうし、
それだけでもないこと、なのだろうと思う。

観ることが、より体験に近くなる、、、というのかしら。
スクリーンがすっと引き寄せてくれて、いつの間にか、
その向こうで風や光を一緒に浴びているような気持ちになれる。
息づかいや艶めきが瞬時に迫ってきて、
苦悩や孤独までもが、痛ましく美しい。

演技、ということではなくて、映像として、
自然だからなのかもしれない。

今度はロシア、戦争ものでいこうかな、って道子さん言ってた。
何にしても、古い映画のこと知らないから、シネマ倶楽部がとても楽しみ。
テレビもないから、みんなで集まって観るの、とても楽しみ。
by raisinsand | 2012-09-19 21:49 | Comments(0)

calm

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纏まった雨と共に、
地表にこもっていた夏の名残も纏まって
地の底に向かって落ち着いて行ったようです。

涼しい朝。

(旧 葉月四日癸未)
by raisinsand | 2012-09-19 07:37 | Comments(0)

rice with fish

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三連休は実家で過ごした。

新秋刀魚を食べたいと思っていたら、
母が秋刀魚ご飯を拵えてくれた。

土鍋に研いだお米、それから新生姜の針千本をくまなく散らし、その上にこんがりと焼かれた秋刀魚がグリルから直行。

ひと手前加わった炊き込みご飯は素敵だった。

母に向かって
あの旅館の鮎飯に負けてないね。
そう言ったら、
あら、最高の賛辞をありがとう。

私のほうが嬉しいのに、それに負けないくらい嬉しそうだった。

(旧 葉月三日壬午)
by raisinsand | 2012-09-18 12:41 | Comments(2)

cappuccino   

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昼下がりのカッフェ・タイム。

テーブルに運ばれてきた真っ白なハートを見て、
友人は綺麗なおしり、と笑った。

それから、白い心、ということについて語り合った。

(旧 葉月二日辛巳)
by raisinsand | 2012-09-17 08:41 | Comments(0)

from the earth

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長野という土地は、豊かな豊かな土地なのですね。

鹿教湯から諏訪を目指して下ってくる時、いつも長和町の道の駅に立ち寄ります。
収穫されたばかりの野菜を買い求めるためです。

その野菜たちの瑞々しい美味しさには、毎度毎度感激してしまいます。

確か、初めて鹿教湯に行った年は、巨大なズッキーニを買い求め、始めたばかりのマイ糠床に漬けたことを、今でもしっかり憶えています。
ズッキーニの糠漬けサイコウ!
ひとり感嘆の声を上げながら、美味しくて止まらなくなったという、愉しい想い出。

またある年は、素麺南瓜を買い求め、茹でて山吹色に透き通る素麺南瓜に、柚子胡椒マヨネーズソースを添えて家族に出したら、とても好評だったという想い出。

今年はトマト、茄子、そしてゴーヤーかな。

茄子は味噌炒めにすると、それだけで立派なご飯のおかず。

太陽がたっぷり詰まったトマトは、刃物を入れることすら憚られて、全部丸齧りで食べちゃった。

ゴーヤーは、晩夏ならではの楽しみ方で。
梨と一緒にジュースにすると、翡翠色の素敵な飲み物に。
沖縄のほうでよく、ゴーヤーとりんごを組み合わせたジュースを飲んだりしたけど、梨と組み合わせるほうがもっと好き。

夏がとても暑くなったことが、関係しているのかもしれませんね。晩夏の果物たちは、うんと甘くなっているように感じられます。

今年は、母の友人が毎年送ってくれる梨を少し分けてもらって、せっせとゴーヤーとジュースにしてました。
多治見の幸水です。
筋金入り(?)の暑さ育ちとあって、とてもとても甘い梨でした。
by raisinsand | 2012-09-13 18:06 | Comments(0)