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六月三十日(旧 閏五月八日みずのえうま) spiced

陽射しが照りつける夏のような日、雨が降りしきる薄ら寒い日が交互にやって来ます。

今日は、特別に早く仕事を切り上げ、LAVINIAに寄ってチャイを飲んでから帰りました。

シナモンクローブカルダモンと一緒にコトコト煮込んだチャイを、この身体がリクエストしたからです。

何年ぶりでしょうか。

風邪らしい風邪を引きました。
日が暮れるとぼぅっと体温が上がってきます。喉の奥から鼻にかけひりひりして、水のような鼻水も。

こんなときは、誰かに淹れてもらったお茶が、私にとってはなによりです。
沖縄のことばで言えば、ぬちぐすい、かな。

身体に入った瞬間、全身から ふ っと力が抜け、心地よさが行き渡るような
たべものやのみもの、音楽や風景。

こうやって身体が弱るまで、しばらくの間忘れかけていたものを、憶い出しています。


さて、私はスパイスや薬草などの、独特の香りが大好きです。

最近よく飲むのは、ダンデライオン(たんぽぽの根っこ)にアーティチョーク、フェンネル、そして和薄荷のハーブティ。
以前、グリーンフラスコさんにブレンドティーとして売られていたものが気に入って以来、
それぞれのハーブを揃えて、自分でその日の気分に合わせて調合しています。

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先日、バナナ豆腐ブレッドを焼きました。
バランゴンバナナをたっぷり使って、
隠しスパイスにシナモンとジンジャーを少々。
メイプルシロップで甘みをプラスしました。

こんな、ちょっと風変わりなブレッドにも、あのハーブティはよく合います。



独特 というのは、自然が織りなす複雑さ でしょうか。
by raisinsand | 2009-06-30 19:42 | Comments(0)

六月二十七日(旧 閏五月五日みずのとう) isolana

買うか買わないかは別だよ。

でも、一応本屋さんで見てみよう。

仕事帰りに寄った書店で、芥子色の表紙に"料理は物語だ。"の帯を纏った米沢亜衣さんの「イタリア料理の本 2」。
ページをめくるうちに、写真から迫りくるものに取り憑かれて、買うとか買わないとか、理性のようなものは吹き飛んでいってしまい、
ただその本が手放せなくなりました。

今回出された本には、'isolana' がついている料理がいくつか見られます。
'島風'には敵いません。


今朝は、イタリア料理の本 の方の、イエージの坂道食堂の定番の野菜料理という2品を朝ごはんに。
Insalata di patate じゃがいものサラダと、Fagiolini lessi ゆでさやいんげん。
じゃがいもは、あきこさんが薬も肥料も使わず育てて、送って下さいました。

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by raisinsand | 2009-06-27 08:34 | Comments(0)

六月二十四日(旧 閏五月二日かのえね) breeze

夕涼み という言葉が、自然と浮かんでくるようになりました。

季節の巡りは早送り気味。

これは、横浜にいるからでしょうか。

それとも、わたしの中だけで起こっていることなのでしょうか。

どうなのでしょう?

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実家の庭で、
母が色づいたラズベリーを毎日少しずつ摘んでは冷凍してくれていたものを、
ジャムにしました。

ジャムを煮ると、高校生だった頃をふと思い出します。

私の通っていた高校は、苺の産地としても知られている土地にありました。
ゴールデンウィークが終わる頃、学校までの道は、苺ジャムの匂いに包まれていました。
ちょうど最後の苺の収穫を終える時期。あちこちの家でジャムを煮ていたのでしょう。


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ジャムと言えば、ゆかりさんからいただいた梅酒とその梅で、梅ジャムを煮ました。
その梅ジャムを使い、ジャムトルテを焼きました。

「ガラスびん」で作る、おすそわけの保存食の本 の中のレシピが気になっていたのです。
アーモンドパウダーがなかったので玄米粉を、ヘーゼルナッツもなかったので胡桃を
代わりに使いました。
麦茶にも合いそうな、素朴なジャムトルテになりました。


ジャムつきパンとフランシス は、しばらく私の生活になりそうです。
by raisinsand | 2009-06-24 21:06 | Comments(0)

六月二十三日(旧 閏五月一日つちのとい) shady

昨夜、空に雲の大きな裂け目が出来、

漆黒の大河のようでした。

その大河の真ん中にはホクレアが煌めいていて、

ホクレアと私の間を、膜の欠片のようなちぎれ雲が、

駆け抜けてゆくのでした。


夏至が過ぎ、梅雨も梅雨らしくなって、

今日は新月を迎えました。

緑は一層深みを増し、

雲間の碧空は、遠く彼方にあります。


次にやってくる満月は、七夕の日です。


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by raisinsand | 2009-06-23 08:05 | Comments(0)

六月十八日(旧 五月二十六日かのえうま) artist

昨夜の夢。

この横浜のちいさな家に、明け方突然、知っている友達や知らない友達が沢山やってきました。

パジャマ姿のまま迎え入れ、

お茶をいれたり、

なぜかやってきた友人のひとりが指に怪我をして、手当をしたりして、

にぎやかでした。

この人数分のお茶碗をどうしようと考えながら、今朝目覚めました。

目覚めたあとも、その感覚が妙にリアルに残っていて、不思議でした。



ふと空を見上げると、美しい飛行機雲を見つけることがあります。

それは前兆です。

昨日、夕暮れの空に、ひとすじの飛行機雲を見ました。

その時、これからいいことが起こることを知りました。

帰り道には、梅雨というには爽やかすぎる風が吹き抜けていました。

夏が好き だった私は、

季節がいとおしい と思うように変わったのだ、

そんなことを想っているうちに、家に帰り着きました。


玄関に入り、ドアのポストを開けたら、友人からの手紙がありました。

それはとても嬉しいことです。

急に浮かれてしまいました。そのそわそわと待ちきれない気持ちをなだめすかしながら、

植物の繊維が流れるように漉き込まれた、柔らかな手触りの和紙の封筒に鋏をいれました。


違う大きさに畳まれた、二枚の紙が出てきました。

一枚はお手紙、

もう一枚は絵。

絵の中には、はづきちゃんとママ、そしてめるちゃんがいます。

それは素敵な絵で、こんな風にさりげなく絵をいただくことに慣れていないものですから、

何処から見始めれば良いのかわからず、

テーブルの上に置いてみたり、壁際に立てかけてみたり、冷蔵庫に貼ったりしました。

お夕飯の支度をしながら、その方向にちらちらと目を遣ったり、

食事を済ませて片付けをしながら、ふと手を止めてぼうっと眺めているうちに、

絵の中の人物が、ほんとうに、あのはづきちゃんやママらしく、生き生きとして見え始めました。

めるちゃんもその隣で活き活きと楽しそうです。


絵の向こうの景色をいとおしく想う気持ちに包まれて眠りについたら、あの夢です。


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by raisinsand | 2009-06-18 20:22 | Comments(0)

六月十七日(旧 五月二十五日みずのとみ) cocktail

近年、夏野菜の出回る時期がぐんと早まったような気がしています。

トマトに胡瓜、茄子、とうもろこし、、、。

トマトや胡瓜は、夏の生活の中で、水に次ぐ、水くらいの存在になります。
未だ夏というより梅雨の今から、そんな存在で毎度の食卓を潤してくれるのですが、
トマトジュースも同じように、よく登場します。

トマトジュースをベースに、白ワインやビールで割ったり、
ヴィネガーをたらすこともあるし、ソイミルクと混ぜることもあります。
金柑の蜂蜜煮で出来たシロップを加えた飲み物、なんていうのも。

トマトさまさまです。

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by raisinsand | 2009-06-17 08:08 | Comments(4)

六月十五日(旧 五月二十三日かのとう) recursion

食パンを買ったからには、今朝もジャムつきパンです。

子供の頃、子供図書館で何遍も借りて読みふけった、「ジャムつきパンとフランシス」。
今は本棚にあって、思いつくとページをめくります。

焼き網でこんがり焼いたのに、丹那の手づくりバターをたっぷり塗って、苺ジャムスマイル。

そうだ、笑顔っていつも新しい。

そもそも繰り返したって、同一になんかならない、、、時の矢は常に未来へと一方向なんだ。

ジャムつきパンは、ささやかな始まりです。

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by raisinsand | 2009-06-15 07:54 | Comments(0)

六月十四日(旧 五月十二日かのえとら) bread

やっぱり食パンは、ファンテイルのはるゆたか食パンがおいしくて、
試しに他で買ってみても、なにか足りないような気がしてしまうのです。

でも、おいしいジャムの瓶が冷蔵庫の中で、いつ蓋を開けてくれるのかとしょっちゅう問いかけてくれるので、
昨日野菜のついでに、パンも買うことにしました。

あのもっちり、
そして、あの小麦と酵母が醸すなんとも言えない香りに欠けるけれど、
ジャムは嬉しそうに、白いパンの肌をきらきらと彩り輝きました。

万事が万事、満たそうとしなくても、
少しずつ少しずつ、叶えられるところから叶えていかないと。

甘酸っぱいジャムの香りが、ここから去ってゆく前に。

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by raisinsand | 2009-06-14 20:01 | Comments(0)

六月十三日のつづき

買い物に出掛けたら、ちょうど店員さんが「いま八ヶ岳から届きました」と言って、段ボール箱の蓋を開けるところでした。
箱をのぞくと、しっとりと瑞々しく、高原の爽やかな風のような透明感に溢れる美しい野菜たち。
ひとつひとつ、どんな風にいただこうかとぼんやり頭の中で確認しながら選びました。
カリフラワー、スナップエンドウ、京水菜にルッコラ、かぶ、そしてうぐいす菜。
「これは昨日収穫して山形から来たんですよ」、というアスパラも4本ほど選び、青じそとガラリという果物もかごに入れました。

今日はありがたい一日です。

冷涼な土地が育んだ、薬や化学肥料に頼らない野菜らしい野菜を、横浜で暮らしながら、こうやって手に入れることが出来たのですから。

野菜らしい野菜が手元にある時は、よく赤峰勝人さんの野菜ごはんの本を参考にします。

生きた野菜をいただくお料理です。


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野菜の始末に入る前、
乾いた喉を「ガラリ」で潤しました。

奄美のすもも、と書いてありました。
昨年の秋以来何事にも、奄美 とあると、つい惹き寄せられてしまいます。

小ぶりだからやっぱり島すももと呼んでもいいのかな。
島バナナ、島らっきょう、、、「島」があたまにつくたべものにも、弱い私です(笑)

黒くて実が柔らかくなったそのすもも、甘くて、やはりどこか南国の香りがしました。


まずは新鮮な葉もののサラダが食べたくなります。
これはレシピもなく、ただざっくりと京水菜、ルッコラ、青紫蘇を千切って大皿にこんもりとのせ、
小豆島のオリーブオイルと加計呂麻島の塩、山梨・ルミエールのワインヴィネガーをふっていただきます。
サラダひと皿で、旅をしているような気分になります。
それぞれのたべものが何処で作られたか、ということは、私の日常の大きな関心事のひとつです。
どんな土地で、どんな人たちに育まれた命を、いただいているのだろう、、、。



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サラダでひと段落ついたら、
水菜をさっとゆがいて、ひじき和えです。

レシピにあったうるめ削りの代わりに、
梅の香りが好きなので、練った梅を加えました。

葉ものは、湯がくとコクを増すような気がします。ひと品できました。


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かぶの酢の物をすこしアレンジ。
赤峰さんは大分の方なので、レシピによくかぼすが登場します。

叔母が九州の人だったので、やはり庭でかぼすを育てていました。
冬に遊びにいくと、かならず持ち帰らせてくれたっけなぁ。

かぼすがないので、レモンを搾りました。


野菜を料理するとき、一番楽しいのは、じつはまな板の上で野菜を切りながらぽりぽりと味見することです。
手を動かしながらなのに、味覚が鋭敏になっているような気がします。
いちばん野菜の味を感じるとき、それがこの味見タイムなのです。

こうやって、野菜をぽりぽりと(もりもりと?)食べ、あぁ、、、最近ちょっと足りていなかったのは、こういう、たっぷりとした野菜だったのだ、、、と思うのが、このところ癖になっています(笑)。

自分の身体にとって必要なものでも、だんだん、少しずつ、それらから疎遠になってゆくと、必要なものが不足していることに気がつきにくいものかもしれません。


今夜は茹でたてのアスパラを、何もつけずに贅沢に(笑)いただきました。
by raisinsand | 2009-06-13 20:11 | Comments(0)

六月十三日(旧 五月二十一日つちのとうし) bean

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さまざまな種類の豆や雑穀が並ぶ店の棚の一角に、
貝豆がありました。

白と黒のはっきりとした模様に惹かれて、買い置きしていました。

昨夜、貝豆を洗って水に浸してから床に就きました。

ひと晩水の中で、すっかりふくらんだ豆の黒は、濃紫に変化していました。
思わず見とれてしまいます。

これから、火にかけてみます。
by raisinsand | 2009-06-13 08:49 | Comments(0)