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三月二十五日(旧 二月二十九日みずのとみ) slowly

一日一日、ひとひらひとひら、

桜はゆっくりと花開いていきます。

ほんとうにゆっくり。

でもかならず、一日ごとに花が増えているんですね。


それにしても、空気や水がひんやりと感じます。

焼き網を前にして、ひょいひょいと餅をひっくり返すのが、なんだか楽しい朝でした。

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紫色はむらさき芋。淡いみかん色は、そう、みかんの色。

なにもつけずに焼きたてをかじると、それぞれの香りがふわっと広がります。

このお餅をついてくれた方の顔はわからないのですが、
お餅つきに遊び心がある人って、いいなぁと思います。

とにかく、お餅が好き。お餅つきはもっと好き(笑)。
by raisinsand | 2009-03-25 21:23 | Comments(0)

三月二十三日(旧 二月二十七日かのとう) bloom

朝、いつもより15分早く出て、桜の坂道を遠回りしていきました。
太い幹から伸びているか細い枝に、一輪二輪。
そして大きく広がる枝々には、濃い桜色をした蕾が揺れていました。

電車を降りふたたび歩く道には、枝垂桜が点々と見られます。
思わず声をあげてしまいましたよ。
低い枝垂の木、そして天に向かって悠々と枝を伸ばす枝垂の木も、
それぞれに、ぽつりぽつりと咲き始めていたのです。

この瞬間、、、

やっぱり今がいちばんだなぁと思ってしまうものです。


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通りがかりに、沖縄の食べ物がいろいろと並べられている所があり、
思わず手に取ってしまったもの。
それは、島豆腐にゆし豆腐。




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ちょうど、豆腐と菜の花の炒め煮、というレシピが気になっていたので、
ゆし豆腐で試してみました。

ゆし豆腐にはもう、海水で充分の塩気が含まれているので、
胡麻油とお酒を使っただけす。

これが、なんともいえずおいしく出来上がりました。

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春を味わうもうひと品。
芹ごはんです。

刻んで塩揉みした芹を、炊きたてのごはんに混ぜます。
玄米は、はと麦と丸麦ともちあわを混ぜて炊きました。

うーん、これもなかなかでしたよ。
夢中になって食べている自分に気づきました(笑)。




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お隣に住んでいらっしゃる大家さんが、
日帰りで京都に行って来たからと 阿闍梨餅 をお土産にくださりました。

阿闍梨餅。どこかで聴いたことがあるような、ないような、、、不思議な響きのお菓子。
菓子箱に描かれている絵も素敵です。

とってもおいしいお菓子です。ごちそうさまでした。
by raisinsand | 2009-03-23 20:23 | Comments(0)

三月二十二日(旧 二月二十六日ひのえとら) BGM

いったいぜんたいこの嵐、台風とどこが違うのでしょう。

そう思わずにいられない風、雨、時折雲間から射す陽。

叔母さんのお見舞いに出掛けるには昨日しかなかったとつくづく思いながら、

午前中は台所にずっと立っていました。


近所の竹やぶが揺すられる音。

電柱のうなり声。

突風が吹けば、地響きのような低音。

BGMはこんな感じ。


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亀戸大根というのを初めて買ってみました。
葉を湯がくと、その軸の透き通るような白さに驚きました。
すぐに食べるつもりはなかったのですが、急遽かぼすと醤油をかけて味を見てみました。

青菜のことをもうひとつ。
叔母さんの家庭菜園から摘ませてもらった高菜はさっと湯がきました。
昨日は煮浸しにして、それもおいしかったのですが、今度は何にしましょう。

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そして、煮物に取りかかりました。
昆布と椎茸のお出汁でにんじんを煮はじめ、途中でがんもどきも加えます。
火から下ろしたり、再びのせたりして、にんじんにいい感じに味が含まれたら、それぞれ取り出します。

次にその煮汁で生椎茸とオイスターマッシュルームを煮ました。
オイスターマッシュルーム?
試しに買ってみたのですが、味見したらびっくり。おいしい!
煮汁はがんもどきにかけて、きのこも取り出します。

少しだけ残しておいた煮汁を薄めて、今度は亀戸大根を煮ました。
出汁につかった昆布と椎茸にも登場願います。
すこし酢をたらし、昆布が柔らかくなったら大根をいれ、お酒をたっぷり。
それぞれ醤油を足しながら煮ました。なかなかいい塩梅です。

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小さな家の中をぐるぐるしているだけで、
お腹はしっかりと昼時を知らせてくれます。

煮えた大根を取り出して(椎茸と昆布は鍋に残っていただいて)、また煮汁をほどよく薄め、
たに農園さんの地粉うどんと実家の芹のたまごとじうどんにしました。

この頃は、つい青菜をたまごとじにしてしまいます。

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鍋を火にかけたりおろしたりしながら、デザートも作りました。
甘酒プリン。冷たく冷やさないくらいが、今日にはちょうどいいです。


この嵐に、桜の木々も戸惑っているのではないかしら。

明日は近所のさくらの坂道を登ってみるつもりです。
by raisinsand | 2009-03-22 13:00 | Comments(0)

三月二十日(旧 二月二十四日きのえね) Bedouin


風が止み、

雨も止みました。

小鳥たちがふたたびさえずりはじめています。


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出掛ける前にはらごしらえ。

なんとなく、ベドウィンのごはんってこんな感じかな?

そんなはらごしらえです。



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全粒地粉とコーンミール。

水と豆乳、そしてオリーブオイル。

アクセントになる塩は味わいがあるものをひとつまみ。

一緒にこね合わせてフライパンで焼きます。

仕上げにもオリーブオイルをたらして、

ほかほかのこのパンは、指ごと食べてしまいそうになりながら

いただきます。


昨日、横浜で今年一番の鶯の声を聴きました。

今朝の目覚めにも聴きました。

鶯のご挨拶ほど嬉しいことは、なかなかないものです。
by raisinsand | 2009-03-20 11:31 | Comments(0)

三月十七日(旧 二月二十一日かのととり) flowers

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「今がいちばん」


そう思わせてくれるのが花ではないか

と、思いました。
by raisinsand | 2009-03-17 21:44 | Comments(2)

三月十日(旧 二月十四日きのえとら) sky

日暮れ前に雨が降りました。

雨に洗われた、清々しい空を眺めながらの帰り路。


深い碧が溶け込んだ灰色の雲の向こうは、薄い桃色に縁取られたちぎれ雲。


東横線で菊名から妙蓮寺の間、窓のむこうに見えたのは

真新しい金貨のように輝く、うつくしいお月さま。


妙蓮寺の門前に立つ掲示板にありました。

 谷の池を不浄なりと嫌わば
 蓮を取るべからず


西に向かって歩き始めると、

遠く、遠くに

大きな大きなおむすび、そしてそのおむすびを追う亀の形をした雲。

その上に金星が輝きはじめました。


南の空いっぱいにひろがる冬の星座、星々。

オリオン、大いぬ、小いぬ、、、

シリウスも、アルデバランも、青白く紅く。


朝の雨上がりも好きですが、

夕闇に包まれる頃の雨上がりもまた、

好きだと思いました。
by raisinsand | 2009-03-10 18:42 | Comments(0)

三月八日(旧 二月十二日みずのえね) expression

顔。

顔 って、すごいなぁ。おもしろいなぁ。
昨日、北は山形・庄内平野の遊佐町から、南は熊本・水俣の農家の方達の話を聞く機会があり、つくづくと感じました。

その土地に生き、その土地が育ててくれる農作物を生きる糧とする。
すると、土地 が顔に表れるのですね。
風土、という言葉のほうが適切でしょうか。

北国で米を収穫する人、
内陸の寒暖の差が大きい土地で林檎を栽培する人、
温暖な海辺の傾斜に、柑橘の木を植える人、

個性を越えた特質が、それぞれに備わっているように感じられました。


今朝も曇り。空が雲に覆われると、やっぱり空気がひんやりとしてきます。
私はエアコンを使わないので、気象の変化を家の中でもはっきりと感じられます(笑)。
お風呂以外にお湯を使わないので、雪が降る頃などにお台所で野菜仕事をしていると、指に霜焼けもできてしまうのですよ。

すなわち、身体で季節を感じています。


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先日思いもかけず金柑が手に入ったので、
蜂蜜煮にしました。


辰巳芳子先生の「味覚旬月」で、
金柑の甘煮の仕上げにお醤油をさすと、
‘幼顔をしていた金柑は急に大人びた風情に変わる’とあるのが、
大変印象的だったので、
私も最後に、ほんのおまじない程度、お醤油をさしました。


さて、空腹をおぼえて目が覚める朝は、パワーブレックファスト!

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菜の花の粒マスタード和え、作り置きをよくするなめたけ、黒豆納豆の三色お好み丼には
焼海女のりをちらし、オリーブオイルをたらします。
菜の花やきのこにオリーブオイルが合うのはもちろんのこと、
納豆にもオリーブオイルをたらすと、より玄米ごはんに合うような気がしています。

かぶのサラダは白味噌ソースと、やっぱりオリーブオイル。金柑煮を飾りました。
飲み物はうっちん茶。


チャージOK!
by raisinsand | 2009-03-08 10:36 | Comments(0)

三月六日(旧 二月十日かのえいぬ) vis-a-vis

めじろのさえずり、ほんとうに可愛いものですね。

梅の花の蜜を吸いにやってきたつがいが、仲良くお喋りしているかのようにさえずり、

枝から枝へと戯れている様子に、朝の道、思わず足を止めたくなりました。

昨日の話です。

貴重な晴れ間でした。


雨の降りしきる今朝、まず取りかかったのはおまんじゅう作り。

なぜか、無性に作りたくなっていたのです。2 、3日前から、頭の中は「金曜日の朝はおまんじゅう」でした(笑)。

おまんじゅうの皮は、上手な友人に教えてもらったように、蒸したさつまいもをマッシュして塩と地粉とあわせます。

餡は、カノウユミコさんの菜菜ごはんのレシピにある、干し芋を炒めて餡にする、というところからヒントを得て、
冷蔵庫に干しヤーコンがあったことを思い出し、粗く刻んで煮直し、白味噌と白胡麻を混ぜました。

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やっぱり春は、和のお菓子とお茶の気分になります。

春が訪れる という喜び、

季節の移ろい、

お菓子に想いを込め、それをいただく。


今日は生成り色。

こんどはどんな色のお菓子を?

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あと2週間もしたら、お彼岸ですね。

牡丹餅のことも考えますか。
by raisinsand | 2009-03-06 09:23 | Comments(2)