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七月二十七日(旧 六月二十五日つちのえたつ) 土潤溽暑

暦通りですね。

ただ暑いだけでなく、土の湿り気は大気を彷徨い、どこか不安定でもあります。

昼を過ぎた頃から、夕方の黄昏のような時間がずっと続きました。

黄土色に煙った空の遠くから、時折雷鳴が轟いていました。

ひと雨ざっと降ってくれれば、涼しくなるのに、

空はもったいぶったように、

ほんの数滴の雨水を地上に届けてくれただけです。

さきほど、ホントウの黄昏がやって来たとき、

空、

雲、

木々の日に焼けた緑、

家の壁の、

コントラストが、それはそれは鮮やかに浮かび上がってきました。

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長かった黄昏を、お絵描き遊びをするかのように、
編み物遊びしました。

9 flowers

残りの糸で作ったら、9つになりました。

9 という数字は、どこか謎めいています。
by raisinsand | 2008-07-27 19:18 | Comments(0)

七月二十五日(旧 六月二十三日ひのえとら)あまりに暑くて、夜明け前には目が覚めた

ただじっとしたまま、
汗ばかりかくというのは、とてもとても、堪え難いもの。
ただ、伸びきったゴム同然になってしまいます。

外で身体を動かしていさえすれば、その汗が心地よいものに変わります。
きっと、そこを吹き抜ける風も一役買って。

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神は人類に、愛するようにとこの地球のすべてを与えた
しかし人の心は小さい
そこで神はひとりの人間にひとつの土地を定めた
そのすべてを愛せよ、と by ルディヤード・キプリング
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約一年前に新しいノオトをおろしたとき、
一ページ目に、A Song For Satawal サタワル島へ、星の歌 という本から引用した文章をメモしました。

ひさしぶりにそのノオトをバッグに入れ、散歩がてら図書館まで涼みに行ってきました。

ふと、芥川龍之介の河童を読もうと思っていたことを憶い出し、ちくま日本文学全集の芥川龍之介を借りました。
あの重たい、森茉莉全集の一冊も。それと、こばやしゆうさんの つくる。生活。

あれから全然進んでいないノオトを眺めたり、書架の間をぶらぶらして帰ってきました。
生活クラブの荷物を受け取る時間が、だいたい夕方の4時。
それに間に合わせるためには、暑さが最高潮に達する時間を、歩かなければなりません。
歩いているうちに、スイマーズ・ハイ(私はこれまで山を登った時間より、泳いだ時間のほうが長いのです)の心境に達するようでした。
呼吸を整え、淡々と足を運ばないと、前に進めない。
最後の丘を登ってとうとう家に着くと、熱を溜め込んだ部屋が待っています。
一日中日当たりが抜群なのは、とてもうれしいことなのですが、とくに西に面した居間なんかは、ものすごい熱を溜めています。
この熱で自家発電できそう。
できるといいのに。

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無事荷物を受け取ったら、お茶の時間です。

お茶、というより、それは気付け薬(笑)。

白梅干しにはとむぎ水飴をたらしたお茶請けに、冷やしたうっちん茶。


朝と夕方は、自然と大気が対流するのでしょうか。必ず、風が吹きます。
その風が、ここの夏暮らしの救いです。


(追記)
ところでみなさん、コズミックカレンダーをご存知ですか?

月や太陽や星から作られた、自然時間のカレンダー。
そのカレンダーに依ると、今日は 時間を外した日。

十三の月の暦の新年を迎える前の日、なのだそうです。

それを全面に意識した訳ではないけれど、

部屋の灯りを落として、蝋燭を点して、
思い浮かぶままの言葉を特別のノオトにペンを走らせてみました。


かけがえのない日いちにちを、みなさんと分かち合いたい。

そう思いました。


明日も、今日と変わらず日は昇り、そして沈んでゆきます。
それなのに、
これまでだって、一日たりとて、同じ時が刻まれたことはないのです。

明日は未知の世界です。


毎日が 旅 です。
by raisinsand | 2008-07-25 16:15 | Comments(0)

七月二十三日(旧 六月二十一日きのえね)今朝も一羽の小鳥のお喋りで目覚める

昨夜、数日ぶりに横浜の家に帰りました。

先週末、海の日にかけて、富士山の麓にある木の花ファミリーに滞在してきたのです。

そこで大家族の暮らし、農作業の体験をしました。

その帰り道。

見上げると空の天辺に明るい星が。
織り姫のヴェーガ。
大暑にふさわしい一日でしたが、
からっとした夜風が汗の滲んだ肌に、涼やかさを運んでくれました。

ぽっ と心に灯りが点っていて。

とても不思議な気持ちで、風に吹かれながら歩きました。


毎日、私が出かけてゆくのも、また戻ってくるのも、東横線の妙蓮寺です。

富士宮の木の花ファミリーの傍にも、「妙蓮寺」があることを後から知りました。

お寺でつながっているなんて、ウレシイ発見です。


今朝、数日ぶりの道を歩いたら、
蒲の茂みの間に、白い蓮の花が浮かび上がっているのを見ました。

見渡すというほど、大きな沼でないのだけれど、
見てみると沢山の蓮の蕾をみつけました。


ぽっ と点った灯りは、
今夜、丘を駆け上る風にも、消されるということはないようです。
by raisinsand | 2008-07-23 20:02 | Comments(0)

七月十七日(旧 六月十五日つちのえうま)宮古に住む友は、満月前夜の月が一番明るいと言っていた

夏空の月、それはそれは

眩しく、


またその傍らには、

木星が光り輝いています。


こんなにあかるい月夜、どうしましょう。
by raisinsand | 2008-07-17 20:55 | Comments(6)

七月十四日(旧 六月十二日きのとう)月夜

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週末ひさしぶりに帰った

実家の玄関前、


紫陽花

枯れ始める


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友が連れて行ってくれた水辺

浮かんでいる蓮の花は、

お盆の灯籠に描かれた絵

そのままに。


記憶に依る逆転。

This world is but a place of passage...
by raisinsand | 2008-07-14 20:59 | Comments(4)

七月十日(旧 六月八日かのとい)晴れ時々曇り

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くる日も、くる日も

お弁当はおむすびと夏野菜、と決めこんでいたけれども

今日はちがうので、写真に収めてみました。

太陽色のパスタ。赤・橙のピーマンと紫玉ねぎ、黄色い実の馬鈴薯、エシャロット少々、オリーブ。

胡瓜のゆかりまぶしを箸休めに、と。
by raisinsand | 2008-07-10 07:49 | Comments(0)

七月七日(旧 六月五日つちのえさる)織女星と夏彦星の七夕は旧暦の七月七日です

見たこと、ありますか?

石榴の花、

丸木スマさんの絵、

瑠璃色の蜻蛉。


味わったこと、あるでしょうか?

紅葉苺の瑞々しく甘酸っぱい実、

朝の森の中で頬張るおむすび、

汗だくになり、カラカラになって帰ると、
友がすかさず供してくれる、冷えたトマト。


どれも、素敵です。


よかったら、さがしてみて。
by raisinsand | 2008-07-07 20:34 | Comments(0)

七月四日(旧 六月二日きのとみ)明け方雷風雨、日中晴


夏の涼。

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氷水にとり、きゅっと冷やした白玉団子も、
今日くらい暑くなると、ひときわ 涼 を誘うものです。

青大豆のきなこ、荏胡麻を炒り摺ったもの、はとむぎ水飴。

先日初めて、はとむぎ水飴の瓶詰めを見つけました。
ひと匙掬ってさあお味見、、、これがまた、美味しいのです。
カラメルのようなコクのある玄米水飴を凌ぐ、
わたしの中での穀物飴No.1 笑。

白玉団子の他にも、夏にささっと拵えて食べたい冷菓は、葛きり、葛餅、わらび餅、など。
by raisinsand | 2008-07-04 20:40 | Comments(0)

七月三日(旧 水無月一日きのえたつ)新月

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白くて透ける雲の向こうの、空の碧。

それだけで、

うれしさのあまりぞくっとする。



水車むらの紅茶と、エスプレッソの香りがするクリームを挟んだブリオッシュの朝食。

朝の贅沢は、

その日かぎりの魔力を発揮した。
by raisinsand | 2008-07-03 19:42 | Comments(0)

七月一日(旧 五月二十八日みずのえとら)半夏生

朝のこと。

いつもの駅を降り改札口を出て

見上げたら、

大きい雛や小さな雛がひしめき合っていた燕の巣が

空き家になっていました。

騒がしい街道から田舎道に入り

家々をぬけて畑に差し掛かると、

天に向かってぐーんと背伸びしている向日葵の群生に目がゆくところを、

今日はその隣の

青紫蘇のふわふわとした塊に

視線がゆきました。

まもなく左手に見えてきたのは

仏の掌のようにおおらか、

きめ細やかな肌を天に向けている

蓮の青々とした葉っぱ。

その向こうは蒲の茂み。

さらに歩いてゆくと、生け垣にびっしりと葉を茂らせた列が続く

トマトの畑。

まだ青いトマトを見ては、

「フライドグリーントマト」

と意味もなく胸の内でつぶやくのも、いつもの日課です。

田舎道の終わりに位置する、大農家の庭には

ズッキーニのように太った胡瓜が

何本もぶら下がっていて、

恨めしい気持ちで通り過ぎます。

仕事がある日、ほんの5分やそこらの朝のひとときは、

夏の喜びをかみしめるために、

用意されています。
by raisinsand | 2008-07-01 20:17 | Comments(2)