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六月二十九日(旧 五月二十六日かのえね)雨、雨、雨

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今日のような雨降りこそ、蝋燭日和というもので、また、朝起きて以来温かい紅茶ばかりを飲んでいる。

お茶で暖まったら、あまりにちっぽけで可哀いiBookのスピーカで、真南風の石垣金星さんの唄声と三線を聴きながら、久しぶりにマットを敷いてヨーガをした。
ヨーガをしていても、頭の中は静かな空虚から程遠く、一昨日と昨日食べたおいしかったもののことなどを憶い出している。
憶い出して、反芻して、なおその想い出を味わっている(そんな私のこと、どうぞ笑って下さいませ)。


一昨日は、久しぶりにあきる野の真木千秋さんのお店に行った。

生成りのもの、鮮やかな色に染まったもの、とりどりのカディが揺らめく店内でしばらく過ごしてから、竹林cafeではマサラドサやサンバルの南インドご飯をいただいた。


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ドサにココナツチャトニをたっぷりつけるのが大好物で、以前の職場にいた時、昼時わざわざ一駅銀座線に乗り食べに出かけたダバインディアも、ココナツチャトニとドサが目当てだった。

竹林cafeのラケッシュさんが作るバルフィというカシューナッツがベースの甘いお菓子、チャイもおいしい。


昨日は渡辺さんの教室。

前菜のサラダは、水菜はもちろんのこと、新じゃがいもまで瑞々しい(決して水っぽいのではない)。スウプとして出てきた、野菜とスペルト麦のスープもすてきだった。この季節になると、私は玄米を炊くときにもかなりの割合の麦(丸麦やら押し麦など)を混ぜて炊くが、粒の麦はとてもおいしいものだ。その麦(しかもスペルト麦)が、パプリカと新玉ねぎの滋味豊かなスウプを吸っているのだから。そして主菜は豚と豆の煮込み。何年も肉は口にしていなかったけれど、渡辺さんの教室で、再び口にするようになっている。食べなくなったいきさつに色々な理由があるように、食べるようになったいきさつにも色々ある。

才能も実績もない私がこう言ってしまっては仕方がないのかもしれないが、敢えて言ってしまう(恥ずかしい!)。
渡辺さんが作るもの、メニュウの構成に始まり、ドレッシングから食後のお茶に至るまで 粋 なのだと思う。こんな風に言える資格は、全く私にはないのだけれども。
最近すっかり脳髄まで、「森茉莉」に浸りきっているので(森茉莉さんの著書を読んでいるうちに、茉莉さん流の食いしん坊を気取ってみたくなってしまった)、、、ゆるして下さい 笑。

粋 と言っても、今は捉え方が様々かもしれない。


ぴたりと定まっていて、そこに美しさが宿っていること。


粋 と言ってみたかった。

今日のこの日記に付き合ってくれた方、ありがとうございます 照。
by raisinsand | 2008-06-29 13:37 | Comments(0)

六月二十八日(旧 五月二十五日つちのとい)涼しく湿っぽい朝

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紫陽花はやっぱり、
しとしと雨降るなかか、ぼんやり曇った朝や夕方などに見るのが、
うつくしく見えるものです。

点と点で埋め尽くされる色が、
どれもこれも違っていて。



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小鳥のさえずりや、幹線を行き交う車の音、
近くで聴いたり遠くから聴いたり、

波と波が後から後から押し寄せてきて、

それもまた耳の中で音楽になります。



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見ようと思わなければ見ることが出来ない、

聴こうと思わなければ聴こえてこない、


生きようと思っているから、生きてゆける

のではないでしょうか、ね?
by raisinsand | 2008-06-28 09:11 | Comments(0)

六月十八日(旧 五月十五日つちのとうし)満月は明日

冬は夜明け、夏は日暮れ。

一番好きな時間帯です。

昨夜のお月さま、見ましたか?

深く深く塗られた藍い空に、24金の光りを放っていました。

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麻糸はひと段落にして、松坂木綿の藍糸に取りかかりました。

今度は何になるのでしょう。


さぁさぁ、今日も行ってまいります。
by raisinsand | 2008-06-18 08:14 | Comments(0)

六月十六日(旧 五月十三日ひのとい)十三夜のお月さんにお目にかかれるかどうか

昨日、babaghuriでも丸川商店(今週からistgraphさんのお店の名前が丸川商店に)でも勧められ、訪れた芭蕉庵ギャラリー。
エイミー加藤さんの、藍のぼろのコレクションの数々には、心底感激した。
美術館や博物館などの整った環境ではなく、昭和がそのままカタチとして残っている一軒家を開放した中に、色も歴史も深さを秘めた藍のぼろが隅田川の風に揺らめいていた。
柔らかな光の中に見る、すり切れ繕い、またすり切れては繕ったぼろの微妙な藍のグラデーションは、正でも負でもない、落ち着いた気持ちにさせてくれる。
わたしもひとつ、あのコレクションに加えても良さそうなぼろを持っている。
祖母が残してくれたもので、ここぞというときに大きなものを包んで持ち歩くのに使っている。

エイミーさん、とても素敵なひと。
今月いっぱいやっているそうだから、とにかく、とてもいいから、清澄白河に行く方、ぜひ立ち寄ってみて 笑。

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編み物遊びも続いている。


糸あみプランツという本が、目下の私の先生で、
その本を参考にしながら、好きなように編む。




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週末たくさん歩いたおかげで、目覚めも気持ちが良いし、
朝ご飯もおいしい。
焼き網で軽く温めたパンと、ライス&ソイミルクティ。

お弁当のおかずには、玉ねぎとズッキーニのフリッタータを用意した。


よい一週間にしましょうね。
by raisinsand | 2008-06-16 07:52 | Comments(0)

六月十四日(旧 五月十一日きのととり)夏!

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まずはトマト。夏と言えばトマト。日焼けにもトマト。

生まれてちょうど一年が経とうという夏も猛暑で、
トマトだけは口にしたと母から聞いています。
今でも、トマトがあれば生きてゆけると思うくらいトマトが好きです。

今日は太陽直下の茅ヶ崎海岸を延々と歩き、すっかり日焼けしたので、
それはもう、トマトがおいしい!
縁をまだ編みかけのテーブル用の敷物も、さっそくつかっています。

先週茅ケ崎を探検して偶然知った、碧い壁のパン屋さんに再び行く、というのが一番の口実のつもりでしたが、
ボードを横にひっかけて自転車で行き来するサーファーやジョギングする人たちの行き来する海岸線を歩く時間が、
今日の茅ヶ崎滞在で一番長かったのは言うまでもありません。

茅ヶ崎の駅からまっすぐ向かった碧いパン屋さんで、先週食べて気に入ったパンがまだこれから焼けるということを聞き、
とりあえずは、朝ごはんの分だけ買いました。
海岸まで歩いて、既に砂浜の上を陽炎が揺らめく中、持参の水筒のお茶と共に遅めの朝ごはん。
クロワッサンと、粗く砕いたアーモンドをキャラメリゼしたものをのせてあるクリームチーズ入りのぶどうパンを食べました。
じっと留まっていると暑いだけなので、朝食が済んだらすぐに散歩。
パン屋さんが言っていた時間までしばらくあったので、かなり歩きました。

ウェットスーツの自転車とすれ違う度、久しぶりにウェットスーツを着たいという気持ちになりました。

道ゆく人や海だけでなく、道ばたの、潮風に耐えうる厚ぼったい葉をつけた草にも目がゆきました。

サンダルの足の甲がじりじりと焼かれるのを感じながら、途中で大きく背伸びなどもして、海を十分満喫してきました。

なんとなくこれまで、海というのは宮古や池間の海、小笠原の海、ナラビーンビーチでないと不服である
というような気持ちが常に心の片隅にあったのですが、昨日と今日で吹っ切ることにしました。
なんとこれまで、勿体ないことをしていたのでしょう。

望みのパンを得て、茅ヶ崎市立図書館で涼み、美術館の庭をぬけて、最後にODARAに行って冷たい珈琲を頼みました。
ゆっくりと珈琲を飲んでいると、その珈琲はこれから1週間分のオイルだなぁと思いました。
時々注さないとぎしぎし言ってきて、しだいに動かなくなってしまうから必要なあのオイル。

そして、もう十分という気持ちになって帰ってきてまずはトマト、という訳です。

トマトは、昔からずっと大好きな夏野菜なのですが、
最近好きな夏野菜で、今年も先週辺りから欠かすことがなくなってきものに、ズッキーニが挙げられます。
糠漬けにしても良し、オリーブオイルで柔らかく炒めて卵で綴じるも良し、
夏野菜の中でも奥ゆかしい部類ですが、これから夏にかけて、たくさん食べることになりそうです。

日が延びると、活動の度合いがそれに比例するどころか2乗にも3乗にもなるような気がします。
今日もまだまだこれからという気がしないでもないのですが、明日はあっこちゃんと約束があるので、ほどほどにしようと思います。
by raisinsand | 2008-06-14 15:48 | Comments(0)

六月十三日追記

歩くほどに、目醒めます。

日が傾きかけた4時半頃、飛び出すように家を出ました。
元町中華街から、山下公園をぬけ、みなとみらいまで歩きました。黄昏の中を。

桃から杏、そして薄水色に染まる空。

西に向かう飛行機は、沈もうとする巨大な太陽の光を反射して、消えない流れ星のように光っていました。

海の傍に近寄って海のリズムを感じると、さらに目醒めました。

港の岸から離れてゆく小さなボートの、徐々に加速して行くエンジンの音を聞くと、
それは耳の中で、池間のゆうこさんのレイラ号の音となり、いても立ってもいられないような心持ちになりました。

どんな楽器の音色より、明るいエメラルド色をした海を滑るように走る船のエンジンの音が、
心地よさを誘うものだとすら感じました。

河でもなく、湖でもなく、やっぱり海!


みなとみらいの大きな観覧車のディジタル時計が6:51を示しても、まだまだ空は薄明るい侭でした。

妙蓮寺に着くと、青い月夜の空に代わっていました。

そして家のドアを開けるなり、そのままPCに向かっているのです。
by raisinsand | 2008-06-13 20:08 | Comments(0)

六月十三日(旧 五月十日きのえさる)とにかくきもちよい晴れ

昨日の月夜といい、明け方といい、とにかく晴れ晴れとしたものが天から降り注いでくる。
洗濯も掃除もひと思いに済ませ、お天道様に当てるべきものを当てながら、
窓を開け放し、温かいお茶を飲み飲み編み物をしていると、
ぼーっ、ぼーっ
という汽笛の音が、港からわたしの部屋までまっすぐにやってきた。

あぁ、港が私を呼んでいるんだな。
今日一日の予定がここで決まる。うちからそう遠くない海べりの街に行こう。
元町にあるkaorisというカフェが気になっていたことを思い出す。お茶はそこでと、、、笑。

昼過ぎに生活クラブの配達のある日なので、出かけるのはその後だ。
夕暮れ時、潮風に当たるのも、きっと気持ちいいに違いない。

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最近のテーマ、というと少し大げさに聴こえてしまうかもしれないが、
テーマは、空気。

少しごわついた麻の糸を編みながら、
空気をとても意識している。

ご飯を炊くときも、空気の含ませ具合なのではないかと思う。
炊きあがりがほっこりと美味しくて、冷蔵したものを温めるといまいちなのは、
空気の違いのような気がする。

今日みたいに爽やかで乾いた日にウクレレを弾くと、
音の弾みと言うか、指と空気の間を抜けて行くものが、
やっぱり違うような気がする。
by raisinsand | 2008-06-13 11:24 | Comments(0)

六月十一日(旧 五月八日みずのえうま)日暮れ時、仄かな檸檬の色をした半月を見た

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何年振りでしょう、、、いえ、十何年振りのことでしょう。
編み棒を使って遊んでいます。

夜、涼しい風を心地よく感じながら、竹田の子守唄や浜千鳥を口ずさんだりして、
編み物をして過ごすのです。

朝、お弁当の支度も身支度も済んで出かけるまでの時間も。


楽しいよ。


でも、我ながらなんだかシブいなぁ。
by raisinsand | 2008-06-11 20:15 | Comments(4)

六月十日(旧 五月七日かのとみ)窓を開け放したら、鶯の声が

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サヴァランついでに、今日も甘いもののことを。

新茶の季節、お茶菓子にちょっとおいしいものがあると、とても幸せなものだ。

先日、泊まりがけの囲碁の大会で熊谷に出かけてきた父からもらったもの、
それが紅葉屋本店の五家寳。
素朴な駄菓子と思っていたそれが、歯触りが絶妙でたいへん美味しいことに驚いた。


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職場に持って行き、昼食時に皆と食べたのだが、そんな懐かしいようなお菓子の話題になった。
そのとき、ふと思い出したのが、大阪土産に頂いたことがあるおこしである。

週末にデパートの食品売り場にある全国の銘品コーナーで、もう一度食べたい五家寳と
あみだ池大黒の岩おこしを買い求めてきた。

五家寳の、ふんわりまとわりつくような歯触りと、
岩おこしの、生姜がぴりりと効いていてざっくと顎に響いてくるような歯触り、それぞれ楽しい。

どちらもうるち米でできた、この国らしいお菓子ではないかと思う。
by raisinsand | 2008-06-10 08:04 | Comments(0)

六月九日(旧 五月六日きのえたつ)日が暮れてから雷雨

夏椿。

ちりちりと縁が縮れ、透き通るような儚さを纏った白い花弁。
昨日、自由が丘からぶらぶらと、都立大学の図書館まで歩いている間に、花をつけた木に出会った。

何にでも、あたまに 夏 の文字が付くだけで、既に好感を抱いてしまう癖がある。
しかしながら、夏椿の花にはきっと、夏 の文字が付いているいないにかかわらず、惹かれていただろう。

本の目的がある訳でもなく図書館に辿り着き、はて、どんな本を開こうかとしばらく考えて、
以前、アンチヘブリンガンでふと目に留まった「貧乏サヴァラン」森茉莉・著を思い出した。
書架を探しても見当たらず、検索キーを叩くとあいにく貸し出し中であることがわかった。
「マリアの空想旅行」を借りることにした。

サヴァランが好き。
ラムやキルシュ、グランマニエなどのリキュールがたっぷりと染みているのが。
このところ立て続けに、思い立つと電車に乗って食べにゆく。

天気のせいにはしたくない、湿りがちな気持ちに、ささやかなパンチが欲しいのかもしれない。
by raisinsand | 2008-06-09 20:06 | Comments(2)