16. Feb. '17

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この頃急に、
日が長くなったなぁと感じます。
小鳥のさえずりに、
満開のミモザ。
それらの向こうに、
春の足音が聞えてくるよう...

遠くから聞えてくる
春の足音を歓迎しつつも、
まだしばらく、
この愛読書を手元に置いて、
寒さが演出してくれるおいしい魔法に、
想像(妄想?)を巡らせていたいと
思ってしまいます。

『秋の夕べ、冬の朝 ~寒い季節のあたたかいレシピ』。
以前、西荻の街角の古書店で出合いました。
写真はなく、
温もりある水彩の挿絵が
想像をかき立てます。

レシピ名も、
マディラ酒とレモン風味の黒豆のスープ、とか

"それほどクラシックではない"ブルーチーズのシーザーサラダ、とか

赤ピーマン入りコーンブレッド、など、

頁をめくれば、次々と、
魅惑のレシピにさりげない挿絵が添えられて、
読むだけで幸せな気持ちになります。

そのため長い間、
この本は「読み物」に過ぎなかったのですが、
最近、"チョコレートマッドネス"ケーキを、
試してみました。

このレシピにもキャプションがついていて、
こんな風です。

『罪つくりなおいしさ、
このリッチでふんわりしたケーキは、
チョコレート好きの人だけのもの。
チョコレートの味が強いので、
私は、果実をスライスして添えたり、
甘くないホイップクリームを添えて
サーブするようにしています。
砂糖でおおう必要なんて、
まったくありません!』

材料には、
生クリームやミルクなどは見当たりません。
その代わり、
濃く淹れたコーヒーを少々、
たっぷりの刻みチョコレートに加え、
湯煎にかける、というステップがあります。
そんなところに惹かれながら、
焼いてみましたが、
とてもいい感じです。

何年かかっても、この本のレシピ、制覇!
ようやく、そんな気持ちも芽生えてきました。

本の末尾には、
飲み物のレシピもいくつかあります。
素敵なキャプションに酔うだけで、
終わらせてはなりませんね笑。

冬のスパイスティー...
『元気を呼び起こしてくれる、
スパイスを効かせたホットティー。
とりわけ、寒さで身の縮むような朝には
うれしい飲み物です。
ラムを加えれば、うっとりするような
ブランチの飲み物にも変身します』

パイナップル・ロイヤルフィズ...
『夢にまでカリブに憧れてしまうとき、
私は、こんな泡立てたタイプのお酒を
たっぷりと作ることにしています。
冬のわびしい天候を忘れて、
だれもが明るく陽気な気持ちになれるのです。』


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(旧 睦月二十日甲戌)
by raisinsand | 2017-02-16 08:30 | Comments(0)
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